寝違え

　☑　朝起きてから首が痛い

　☑　一定方向にしか首を動かせない

　☑　首が一定方向に傾いてしまい、戻そうとすると痛みを感じる

　☑　首を動かせないため、仕事や家事に支障が出ている

　寝違えとは、首周りの筋肉が固まってしまったり、炎症を起こしてしまったりしている状態のことを指します。

　具体的な異常としては、「朝起きたら首が固まって一定方向にしか動かせなくなっていた」「反対方向に首を動かそうとすると強い痛みが走る」などといったものが見られます。

　骨ではなく筋肉の不調であるため、レントゲン等の検査を行っても身体の変化が見つからないケースがほとんどです。

　寝違えになった場合、まずは無理に動かさないということが重要です。

　動かすことで、筋肉が傷ついたり、炎症が酷くなったりして、さらに痛みが強くなるおそれがあります。

　また、揉みほぐしやストレッチを行いたくなることがあるかもしれませんが、自己流で行うとかえって状態を悪化させるおそれがあるため、当院で検査にもとづいた施術をお受けください。

　寝違えの多くは、就寝中の不自然な体勢が原因となって引き起こされます。

　長時間に渡って不自然な体勢をとり続けると、身体の一部に過度な負担がかかり、その部分の筋肉がこり固まったり炎症を起こしたりしてしまいます。

　通常、無理な姿勢をとり続けると身体が辛くなるため、人は定期的に体勢を整えますが、就寝中は自分の意思で身体を動かせないため、狭い場所で寝ていたり、疲れ果てていたり、過度な飲酒をしていたりといった、寝返りがしにくい状態にあると、不自然な体勢が長く続いてしまいやすいです。　

　結果として、就寝中に首周りの筋肉に負担がかかり、寝違えを起こす方が多くいらっしゃいます。

⑴　つらい痛みが長引くおそれがある

　寝違えは、多くの場合は２～３日程度で、長ければ１週間程度で徐々に痛みが和らいでいきます。

　しかし、痛みが強い場合や、首が動かせず家事や仕事に支障が出る場合などは、少しでも早くなんとかしたいとお考えになる方も多いかと思います。

　日常生活の中で首に負担がかかることにより、寝違えがなかなかよくならないようなこともありますので、自然によくなるのに任せず、当院で施術を受けられることをおすすめします。

 

⑵　寝違えが再発するおそれがある

　また、日頃の姿勢があまり良くない方や、デスクワークや運動不足などで首・肩に負担がかかりやすい方は、寝違えが再発しやすいと考えられています。

　お身体に歪みがあり、知らず知らずのうちに筋肉に負担がかかっていることもあります。

　日数の経過で自然と痛みが改善した場合、こうした根本的な原因に気が付くことができませんので、何度も寝違えを繰り返すということになるおそれがあります。

　よく寝違えを起こしているという場合には特に、一度当院にご相談いただくことをおすすめします。

 

⑶　他のところにも痛みが出るおそれがある

　寝違えで首周りの筋肉が固まっていると、血行が悪くなり、周辺の肩や背中にも痛みが出たり、頭痛が出たりすることがあります。

　また、硬くなった筋肉に引っ張られる状態が長く続くことは、お身体の歪みと、それにともなう痛みや不調の原因にもなります。